| なぜ迷惑メールはなくならないのか? |
「迷惑メールは受取るから無くならない」
これは結論の一つでしか過ぎないが、結末から書くとこうなるだろう。
受取るということは届くということであり、この届くことが結果的に送信することを擁護する事になってしっまっている。
迷惑メール対策の技術的な施策はセキュリティ施策として様々な方法が取られてきた。
外部からの送信禁止や認証送信などいまや当たり前になりつつある。
その一方で受信に対しては以外にも無防備になっている。
なぜ「迷惑メールを受取る」という事が起きてきるか。
インターネットのインフラが整備されると共にIT技術は目まぐるしく進化を遂げている。
メールも様々なセキュリティ対策や技術公開が行われ、安全な運営と技術的には迷惑メール行為そのものを追い払うだけの道具はそろいつつある状態だ。
しかし、その一歩にすすめない状態である。
また、もっと恐ろしいのは施策を施せる立場の人間の怠慢さにより柔軟性を失ってしまうというケースも実在している。技術的解決に付くリスクにばかり気を取られてしまい、結果的に進まないことや、高慢な驕りによって対策は”してはいけないもの”と阻害されてしまっていることだってあるのだ。
技術的に様々な回避方法が研究されてきているにもかかわらず、法やルールが定まらない為に根本解決に進まないケースが多い。
私たち受信者は、フィルタで必死にメールを振分けし対処しているが、弊害も多くフィルタ設定を誤ったりおろそかにすることで、またまた大量のspamに悩まされる事になる。何よりも結局受信し確認しているのだ。「これはspam」と断定する最終結論を出す程度は目を通すことになる。
まったく馬鹿げている。なぜならもっと効率的にサーバー側で拒否する方法があるのだから。
サーバ運営者、または管理者の処置で大切なメールが届かなくなる不安がありながら、受信した100通以上のメールが迷惑メールである不満もメールサーバ運営者にはのしかかかる。
しかし冷静に考えてみれば、迷惑メールの多くが正規なルートを介さなかったり、メール本来のルールを大きく折り曲げて配信してきている。そのことを理解しているのだから、
その対策を行ってもらうべきことだと思うし、法の整備を進める中で一番大切なのは、現状の最適化でありルールを無視したメールの受け取りは必要ない。
この施策を行うためには、法や基準、ルール化を待たずしても私たち受信者の声が大事だ。
もしも迷惑メール配信と同じ方法や現在進められているルールに乗っ取っていないサーバーがあれば、それを教えることも我々利用者の役割だ。
このようなコミュニティ、ソーシャルネット的な活動で、迷惑メールは受信しない環境が定着し、やがて迷惑メールは意味の無いものになるのが見えている。
アメリカでは通称Can spam Act(Controlling the Assault of Non-Solicited Pornography and Marketing Act)という法律によってSPAM対策が進むかに見えたが、日本の迷惑メール防止法同様に、Subjectの記載義務であり、守られないことによる罰則も甘いために効果が薄い。アメリカのカリフォルニア州ではこれまでのオプトアウトを用意しておく法からオプトインしなければならないという州法に変更し、その効果は非常に高まったという。とはいえ世界は広いわけでこの問題は瞬間的解決にはなっていない。
SenderIDの導入や Yahoo!などが提唱するDomainKeysなど様々なIDベースの規格化により、本人確認が容易になり、偽装(なりすまし)と非登録サーバーからのメールを拒絶することが可能になる。これにより、より一層送信しにくい環境は作られるが、この導入も、今できる施策もすべて技術者やメールサーバ運営者の意思となる。
メールという利便性とメールの価値を知っているみんなで、彼らの背中を教えてあげよう。簡単なルールを作るだけで、迷惑メールは極端に減るのだから。
| 投稿者 spam予報士: 2004年11月04日 19:21 |

